Youtuberとタレントの差が小さくなりつつある現代において、インフルエンサーへの案件依頼も活発になってきております。
「フォロワー数が多いからこの人にお願いしようかな」と案件依頼をかける担当者の方も多いようです。
しかし、フォロワー基準で依頼を検討する前に大切なことがありますので、是非担当者の方は読んでみてください。
フォロワーの多いYoutuberに案件を依頼しても効果が出ないと費用対効果が落ちてしまいます。
「フォロワー単価」で見積もりを取るの危険
よく、「フォロワー1人あたり○円」という値段調整で見積もりを出している企業さんも見受けられます。
しかし、「依頼するサービスそのもの」とインフルエンサーの相性が、最も重要です。
傘増しされたフォロワー数で見積もりを考えてしまうと、それだけで不利なスタートになってしまいます。
以下の点から、フォロワー単価だけで判断するのは危険となりますので、一度チェックしておきましょう。
ターゲット層をしっかり把握すること
例えば、男性のファンが7割を占めるインフルエンサー(フォロワー1万人)に「美容品」を扱ってもらったとしましょう。
この場合、美容品を購入したいとなる可能性がある女性層は、3割に留まります。
そこから購入率を5%に見積もったとして、150名。1%に見積もると30名です。
□150名から30名の購入の可能性に対して、投資額は適正か?
□そもそも5%から1%の成果は出るのか?
□販売方法は単発ではなく、リピート試作やサブスク施策はあるか?
など、購入後の戦略やブランディングなど、その他の戦略設計も必要となるでしょう。
購入率と媒体特性
購入率も、「YouTube」でやるのか、「TikTok」でやるのかによって、全然変わります。
YouTubeのチャンネルでも、「視聴維持率の高いチャンネルか?」「サムネが上手くて再生はされるけど、離脱の多いチャンネルか?」によっても異なります。
なので、
□インフルエンサーとフォロワーとの交流や信頼はあるのか?
□関連する動画が過去に上がっているか?
□コメントはついているか?
などしっかりリサーチすることも必要となります。
見積もりが安い場合も危険
反対にフォロワーが多いけど見積もりが安いというパターンもあります。
このパターンは、「ほかに依頼をしている企業が居ない」「購入に繋がらない」「フォロワーの反応が悪い」「フォロワーを一部購入している」などの場合も考えられます。
感情に流されず、なぜその金額感なのか?などの理由付けまで、しっかり把握をした上で依頼をするように注意しておきましょう。
適正なインフルエンサーにしっかりと投資する
インフルエンサーは、フォロワーが増加していくタイプのインフルエンサーと、フォロワーが頭打ちになって下降しているインフルエンサーがいます。
フォロワーが増加していくインフルエンサーについては、投資の世界と同じように早い段階でインフルエンサーと良好な関係になっておくことが、とても重要です。
例を出すと、フォロワーが1万人の段階でしっかり投資を行い、インフルエンサーの成長を助けていた企業は、インフルエンサーが後に10万人へ成長した時でも、特別枠で宣伝してもらえるパターンがありました。
このパターンのようなインフルエンサーと企業の関係性を作っていくためには、企業の担当者ではなく、代表の方の意思決定が必要と言えるでしょう。
どうしても、企業の担当者だと「フォロワーが何人いて、うちの商品と同じジャンルのチャンネルだから」という理由で、高い仲介手数料も払い、高額な金額で掴んでしまいがちです。
フォロワーや知名度だけではなく、ひと工夫したプランニングでYouTuberへの案件依頼を検討することをお勧め致します。
チビミルでは、無料でインフルエンサーマーケティングの提案書をお作りしております。
一度提案書を見ていただくだけでも構いませんので、お気軽にこちらよりお問い合わせください。